毎日詩を書くよ(`ᓀ ◡ᓀ´)
みんなも便乗するといいぞ( ,,Ծ ◡ Ծ,,)
詩を書いたら 言ってくれよな(`ᓀ ◡ᓀ´)

 
1201
麻井シキ [詩] かつて最も憎んだ土地を巡る

1202
麻井シキ [詩] 劇的な単語の液体を月の光で受け止めるわたしの目

1203
麻井シキ [詩] 白い爪に黄いろい糸を掛けた 夏の甲虫が黄色い糸に乗って這っている

1204
麻井シキ [詩] オランダ色のオレンジを青色

1205
麻井シキ [詩] わたしがもしわたしであったなら。

1206
麻井シキ [詩] 子供達はみんな死んだ

1207
麻井シキ [詩] あたらしい蔑みは私だけのものなので

1208
麻井シキ [詩] 切って配った私の体の籠いっぱいの部品が

1209
麻井シキ [詩] 私の心臓に鈴を結んで、跳び跳ねるとちりちり鳴ります

1210
麻井シキ [詩] わたしは詩を書くのを止めます わたしは詩を書くのを止めます

1211
麻井シキ [詩] 私、へ

1212
麻井シキ [詩] 詩がわたしたちの歌を捨てた時わたしたちの詩は死んだのです

1213
麻井シキ [詩] ゆっくり振り向け

1214
麻井シキ [詩] 金の星と木の星は夜を隠すだろうし

1215
麻井シキ [詩] 月夜に拾って猫を飼う

1216
麻井シキ [詩] 物と規則という語がお似合いの私

1217
麻井シキ [詩] 詩は言葉そのものなので意味なんてないよ

1218
麻井シキ [詩] 。が。

1219
麻井シキ [詩] たぶんこっそり見られたがってる わたしたち

1220
麻井シキ [詩] かつて歌い旅した詩人たちのようには詩を信じられない人間もこのように

1221
麻井シキ [詩] でも昼過ぎに言葉はひとりだちしたそうです

1222
麻井シキ [詩] 夢を見たまま言葉を呟く

1223
麻井シキ [詩] それで何を話しているかはわかります

1224
麻井シキ [詩] 2017-02-12

1225
麻井シキ [詩] 2017-02-13